NCT127とは、SMエンターテインメントから2016年にデビューした男性10人組のアイドルグループです。
NCT127のほかにも、派生ユニットはNCT U、NCT DREAM、WayV 、NCT WISHなど「NCT」に関連するグル―プが存在し、メンバーはそれぞれ別のグループでも活動しています。
「NCT」はメンバーの国籍や年齢も様々で、その楽曲のコンセプトによってメンバーがかわるという、アイドルグループでは珍しい仕組みのグループです。
NCT127の127はソウルの経度である東経127度線に由来。
日本語では「エヌシーティーいちにーなな」と読みますが、多くのファンからは韓国語読みの「イリチル」と呼ばれています。
公式ファンクラブ名はNCTzen(エヌシティズン)で、ファンダムネームはシズニー、またはシズニ。
WayVのファンはWayZenNi(ウェイズニ)です。
NCT127のカリスマリーダーであるテヨンは、腰の不調を訴え活動を制限していたことがあります。
今回は、テヨンの持つ「腰の不安」についてお伝えします。
Contents
NCT127 テヨンの役割
NCTの中でも、圧倒的な存在感でセンターを飾り、NCT 127ではリーダーも務めるテヨン。
「NCTの顔」として躍進を続けてきました。
2024年4月から兵役に入り、現在は韓国海軍軍楽隊に所属して任務についています。
それではまず、テヨンの簡単なプロフィールから見ていきましょう。
テヨンの簡単プロフィール
本名はイ・テヨン(이태용)で、活動名は本名由来です。
1995年7月1日、韓国ソウル特別市に生まれました。
テヨンがSMの練習生になったきっかけはスカウト。
高校生のときに街でSM関係者に声をかけられ、2012年に練習生入りを果たしました。
当時はダンスも歌も未経験で、オーディションではポッピンダンスと国歌を披露したことが知られています。
練習生になりダンスの実力をつけたテヨンは、2013年にSMのプレデビューチーム「SM Rookies」の初公開練習生として披露され、練習生ながらSMの先輩アーティストのコンサートに参加するなど活動の場を広げました。
メインダンサーとしてのテヨン
NCT127でのテヨンのポジションは、リーダー、メインダンサー、メインラッパー。
テヨンは、パフォーマンス時にソロのダンスブレイクが設けられることもあるほどの、抜群のダンススキルを持っています。
2021年には、韓国で女性ダンサーサバイバル番組「Street Woman Fighter」の審査員も務めたことも。
テヨンのダンスは、パワフルでキレのある動きが特徴です。
NCT127は難しい振り付けが多いことで知られますが、テヨンはどんな振り付けでも完璧に仕上げ、常にクオリティの高いステージを披露してくれます。
NCT127 テヨンの抱える不安
テヨンの告白
2023年2月2日、YouTubeチャンネルに「あの… SMアイドルトレーナーではありません。 (Feat.NCT 127)」という動画が掲載されました。
テヨンが、忙しいスケジュールの中でも自ら志願してまでこの動画に出演したかった理由は、「腰が非常に悪いこと」。
なんとテヨン、下半身まひが起こるほど腰が悪いというのです。
その改善を切に望み、トレーナーに助けを求めようとこの動画に出ることに。
実は、テヨンはデビュー前から腰に椎間板ヘルニアを抱えています。
活動中には、脚を引きずったり腰に手を当てたりする姿が度々目撃されていたのも事実です。
ダンサーにとっては命とも言える腰。
腰に不安を抱えながらデビュー以来、痛みと戦ってステージに立ってきたことを告白しました。
椎間板ヘルニアとは
背骨と背骨の間には、クッションの役割がある椎間板があります。その椎間板の中にあるゼリー状の組織を「髄核」と言います。
腰椎椎間板ヘルニアとは、髄核が外にとび出して神経を圧迫するため、腰痛や下肢のしびれなどの症状を生じます。
好発年齢は20~40代と比較的若い世代に多く、スポーツやバレエをしている10代に発症することも多くあります。
症状が軽い場合は保存療法で様子を見ますが、症状が進行し日常生活が困難になってきた場合は手術が適応となることが多いです。
ダンスで腰痛になってしまう最も多い姿勢パターンとしては、重心が前に移動していることです。
急性の場合は、痛み止めの処方、ブロック注射、アイシング、コルセット固定、骨盤ベルト固定などを行い、安静にしていれば多くのケースは数日で強い痛みは消失することが多いです。
慢性の場合は、マッサージ、ストレッチ、温熱療法、電気治療、再発防止のための筋力トレーニングなどが一般的な治療法となります。
難治性の場合は、疾患によっては手術が検討される場合があります。
椎間板ヘルニアの悪化により、テヨンは2020年12月24日以降の仕事をしばらく休むことが公式から発表されました。
このころのテヨンは、NCT127だけでなく、SuperMの活動も活発だったため、身体への負担は並大抵のものではなかっただろうと考えられます。
その後、2021年2月15日のカウントダウンTV(日本)でパフォーマンスを披露し、完全復帰をアピールしました。
まとめ
テヨンの「腰の不安」は、現在ではとりあえず拭い去られたように見えます。
無理しないでほしいという気持ちを持ちつつ、テヨンが無事兵役を終えて戻ってくるのを待ちたいと思います。