
2022年5月2日にデビューしたLE SSERAFIM(ルセラフィム)。
メンバーは韓国人2人、韓国系アメリカ人1人、日本人2人で構成されています。
グループ名「LE SSERAFIM」は、「IM FEARLESS」をアナグラムさせた名前で、世間からの視線に惑わされずに恐れることなく、前に進んでいくという強い意志が込められています。
LE SSERAFIMは、IVE(アイヴ)、NewJeans(ニュージーンズ)、Kep1er(ケプラー)、NMIXX(エンミックス)と共にK-pop第四世代を築きあげました。
2025年3月31日、LE SSERAFIMが、新曲「Come Over」のMVを公開しました。
今回の記事では、公開されたMVを中心にお伝えします。
Contents
LE SSERAFIM Come Overとは
楽曲紹介
「Come Over」は、LE SSERAFIMの5thミニアルバム「HOT」の収録曲です。
イギリスの有名バンド、ジャングルのメンバー、ジョシュ・ロイドとリディア・キットが参加し、公開前から世界中で多くの関心を集めました。
恋の駆け引きなんていらない!素直に気持ちを伝えて、ただ一緒に楽しもう!という、ストレートな気持ちを歌った楽曲です。
ジャングル特有のヴィンテージで夢幻的な雰囲気と、LE SSERAFIMの歌声が曲の魅力を倍増させています。
「Come Over」とは「こっちに来て」「遊びに来て」という意味で使われるフレーズで、「Come on over」と同じ意味ですが、よりフラットなトーンで使われるものです。
「Come Over」MV
2025年3月31日に公開されたMVは、Googleモバイルによる機器「Android」とのコラボレーションで制作されました。
60年代のレトロな世界観が印象的です。
スウィンギング・ロンドンを思わせる雰囲気の中で、メンバーが楽しそうに踊る姿が映し出されています。
映像の中で、宮脇咲良はマートに陳列された商品を選び、AIアシスタントの「Gemini」を通じて商品に表記されたアナグラムを理解します。
他にも同AIを使ってお互いメッセージをやり取りするシーンや、メンバーたちが着用した衣装と同じスタイリングの「Android」キャラクターなどが登場します。
MVストーリー
MVは、ジェミニから「新しい世界を開いて」というメッセージを受け取り、メンバーが自由な空間へと飛び出していくというストーリーです。
LE SSERAFIM Come Overの楽しみ方
音楽番組
2025年3月14日、LE SSERAFIMは、韓国KBS放送の音楽番組「Music Bank」で「Come Over」のステージを披露しました。
躍動的な振り付けとレトロ風のスタイリングが特徴的な「Come Over」は、視聴者の目と耳を引きつけます。
心地よいビートと軽やかに口ずさむようなボーカルとは裏腹に、ダンスはメンバーの連携が肝となる、複雑なフォーメーションの連続です。
細かな裏の音にもしっかり振りを当ててくる構成と、シンクロ率の高さに圧倒されました。
これにより、タイトル曲ではなく収録曲であるにもかかわらず、世界最大の音源ストリーミングプラットフォーム、Spotifyの韓国「デイリートップソング」(3月19日付)で27位まで上昇。
また、14日付のアメリカ「デイリートップソング」で165位、17日付の日本「デイリートップソング」で168位にランクインし、グローバルで高い人気を証明しました。
この特徴的なダンスを真似して踊るのも、世界中で流行っています。
TikTokやThreadsに自身や友人とのダンスをアップしたり、ダンススクールで子どもたちがダンスの完コピを披露したりと、それぞれ楽しんでいる様子が見られました。
ビジュアルとスタイリング
MVでも音楽番組でも、メンバーは60年代風のミニスカートやビビッドなカラーの衣装を着ています。
なつかしさを感じる、それでいて新しいレトロなビジュアルとスタイリングです。
SNS上には、FEARNOT(LE SSERAFIMのファンダム名)からの様々なコメントが。
「衣装が可愛すぎて叫んだ!特にサクラのヘアスタイル、最高に好き。」
「カラフルで奇妙な感じが、LE SSERAFIMっぽくて最高。」
「スタイリングがレトロでおしゃれすぎる!」など、喜びの声が上がっていました。
楽曲としての味わい
「Come Over」は、ジャングルのネオソウルとファンクの影響が色濃く出た楽曲です。
ベースラインが効いたリズムと軽やかなシンセ音が、レトロな雰囲気を演出。
K-POPでは珍しいサウンドですが、LE SSERAFIMのボーカルが現代的なフレッシュさを加えています。
メンバーの声もそれぞれ際立っていて、チェウォンのクリアなトーンやユンジンの温かい響きが曲に深みをプラスしています。
まとめ
LE SSERAFIMはデビュー以来、毎回新しいジャンルに挑戦してきました。
「FEARLESS」のクールな自信、「ANTIFRAGILE」の力強さ、「EASY」の洗練された雰囲気。
そして「HOT」では、より自由で遊び心のある一面を見せています。
「Come Over」は、その中でも特に「楽しさ」にフォーカスした楽曲です。
これまでの強いイメージとは違い、肩の力を抜いた自然体な魅力が感じられますね。