2019年3月にデビューしたBTSの弟分「TOMORROW X TOGETHER(TXT)」。
デビュー以来、そのファンタジーな世界観とハイレベルなパフォーマンスで、韓国のみならず全世界で注目の的になっています。
ビジュアルがすばらしいことで有名な、5人組男性アイドルグループです。
2020年8月19日にVirgin Musicより日本での2枚目のシングルとして「DRAMA JAPANESE ver.」がリリースされました。
MVが公開されると、歌詞と映像についての考察がファンの中で飛び交いました。
今回は、2ndシングル「DRAMA JAPANESE ver.」の購入特典や、歌詞とMVからの考察についてに迫ります。
Contents
TOMORROW X TOGETHER 2ndシングル「DRAMA JAPANESE ver.」
「DRAMA」には2020年5月18日に韓国でリリースされた「The Dream Chapter: ETERNITY」の収録曲「Drama」「Can't You See Me?」の日本語バージョンと、初の日本オリジナル曲となる「永遠に光れ(Everlasting Shine)」が収録されています。
CD全形態
形態はDVD付きの初回限定盤A、B、36ページフォトブック付きの初回限定盤C、CDのみの通常盤、通常盤とはジャケットデザインが異なるWeverse Shop JAPAN限定盤、UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤の全6種類でした。
CD購入特典
全形態の初回生産分には、メンバー個別オンラインイベントに応募できるシリアルナンバー(応募抽選券)が封入されていました。
なお初回限定盤AのDVDには「Drama Japanese ver.」のミュージックビデオとそのメイキング映像、初回限定盤BのDVDにはジャケット撮影のメイキング映像が収められています。
UNIVERSAL MUSIC STORE限定の5形態セットには、5人のトレカが特典として封入されていました。
TOMORROW X TOGETHER 「DRAMA」考察
「DRAMA JAPANESE ver.」は、爽やかで軽やかな印象がある楽曲です。
しかし歌詞を見ると「主役だと思ってた僕のDramaは、実は君のDramaだった」という意味にとれる内容になっています。
友達からの承認欲求だったり「自分はここにいてもいいのかな?」という漠然とした不安を丁寧に描いている曲です。
「DRAMA JAPANESE ver.」のMVは、ボムギュ視点で4つのシーンから成り立っています。
SCENE1:自分だけ蚊帳の外
SCENE2:仲間入りと幸せな日々
SCENE3:転倒、妄想世界へ
SCENE4:ボムギュの目覚め
それぞれのシーンを、MVを切り取り歌詞と絡めながら追いかけてみます。
SCENE1:自分だけ蚊帳の外
楽しそうにバスケをする4人を見つめるボムギュのシーンからMVはスタートします。
4人の仲間に入りたいという表情の演技が素晴らしいです。
歌詞も「歓声が沸く 僕はベンチ」とありますね。
足元に転がってきたボールを拾い、4人に渡すのかと思いきや、自らシュート。
シュートが決まり、仲間として認められたボムギュ。
SCENE2:仲間入りと幸せな日々
歌詞は「僕のドラマ」からこのシーンは始まっています。
思い描いていた楽しい日々が始まります。
ですが、歌詞は「一緒にいてもいないようなハンデ」とあり、遠慮しがちに仲間の中にいるのが伝わります。
右端のボムギュは、なんとなく「蚊帳の外」感がありますね。
そしてここで歌詞は「僕のドラマ」だったところが「君のドラマ」に代わります。
この時のボムギュの表情に注目。ヨンジュンのボス感や仲間との掛け合いにあこがれている表情です。
SCENE3:転倒、妄想世界へ
場面は夜。自転車で遊ぶ5人の一番後ろをボムギュが走って行きます。
しかし石に躓き、転んでしまうボムギュ。
ここからボムギュの潜在意識下の妄想が始まります。
仲間にちやほやされ、中心にいるボギョム。彼が望んでいる景色です。
SCENE4:ボムギュの目覚め
意識が戻り、それと同時に現実世界に戻ってきたボムギュ。
自分をみつめる4人の表情から、4人との距離感を感じ、ようやく理解するのです。
歌詞は「妄想はさんざん」。ここから自分の今までの姿がフィードバックしていきます。
歌詞にもある「一緒にいてもいないようなハンデ」とは、ずばりここからのシーンのことなのでしょう。
仲間と過ごしていた時間、自分はいつも「蚊帳の外だった」と。
「僕はただのエキストラで、これは自分のためのDramaではなかった」と。
立ち上がり歩き出すボムギュ。彼の後ろ姿でMVは終わります。
まとめ
主人公として登場したボムギュの視点で作られていたMVが、1本の「DRAMA」のようでした。
ボムギュは今後どう動くのか、見ている側に委ねているかのような結末になっており、考察のしがいがありました。