2019年3月にデビューしたBTSの弟分「TOMORROW X TOGETHER(TXT)」。
デビュー以来、そのファンタジーな世界観とハイレベルなパフォーマンスで、韓国のみならず全世界で注目の的になっています。
TOMORROW X TOGETHERはサバイバル番組出身ではないため、練習生時代の写真やエピソードが本人たちが言わない限りわからない状況でした。
今では、様々なコンテンツの中で練習生時代の思い出を語ってくれています。
それでは、デビューまでの道のりを検証していきましょう。
TOMORROW X TOGETHER 練習生期間
スビン
リーダーのスビンはメンバーの中で唯一、オーディションを受けてBig Hitエンターテインメント(現在のHYBE)に入社しました。
スカウトを受けていなかったスビンは、大好きなBTSのようなアイドルになりたくて、BTSが所属している事務所に自ら履歴書を送ったとのことです。
しかし、オーディションエントリーの履歴書に自分の連絡先(電話番号)を誤って記入してしまいます。
そのためBig Hitエンターテインメント の社員の方が、スビンと連絡を取るために2か月間もの間探し回ったというエピソードが残っています。
ようやくオーディションを受けることができたスビンでしたが、あまりの緊張でマイクを持つ手が震え、歌詞も間違えてしまいます。
さすがに不合格だと思ったスビンは、帰りがけにアイスを5つも買って帰ったそうな。
そして合格通知が届いた時、詐欺だと疑ってしまったというオチまでついています。
2016年3年、BigHitエンターテインメントに入社。
デビュー組に選ばれた後は、反対する両親を説得し、高校を中退して練習に集中しました。
3年間の練習生期間を経て、2019年3月にTOMORROW X TOGETHERとしてデビューを果たします。
ヨンジュン
ヨンジュンはもともと別の事務所で練習生生活を送っていましたが、3ヶ月が過ぎた頃、BigHitエンターテインメントからスカウトを受けて、練習生となりました。
オーディションではBTSの「상남자」のダンスと、Michael Bubleの「Home」、自作のラップを披露。
自作のラップを披露した経緯は、担当者にラップの練習を提案されたからです。
尚、オーディションで披露したラップは、生まれて初めて自作したものだったというから驚きです。
こうしてオーディションを経て、正式にBigHitエンターテインメントの練習生となりました。
韓国のアイドル事務所で練習生をしていると、毎月の末に総合的なスキルを評価する「月末評価」というものが存在します。
ヨンジュンは、月末評価でダンス・ボーカル・ラップの全ての部門で1位を獲得するなど評価が非常に高かったことからBig Hitエンターテインメントの「伝説の練習生」という異名を持っていました。
ヨンジュンはデビュー前の2015年、ラーメンのCMに出たことがあります。
その際、「어?진라면이네(お?ジンラーメンだね)」という台詞を貰いました。
(以下の画像はそのCMの一部です)
ヨンジュンはメンバー内では最長の4年間練習生として過ごし、その後TXTとしてデビューしています。
ボムギュ
ボムギュがBig Hitエンターテインメントからスカウトされたのは2015年。
ボムギュの地元である大邱でスカウトされ、ソウルで行われるオーディションの案内をされたものの、試験期間中だったためオーディションを辞退しました。
しかしBig Hit エンターテインメント社員の方はそこで諦めず、なんとボムギュのために彼の故郷である大邱広域市まで出向いてオーディションを開催したという話が残されています。
当初は「入社1ヶ月後からゆっくりダンスや歌を学んでいい」と言われていましたが、いざ上京するとすぐにデビュー組に入り、1日8時間のダンスレッスンを受けました。
ダンスと歌は、練習生になるまで学んだことがなかったため、他のメンバーと経験の差が大きかったというボムギュ。
2年間の練習生期間を経て、2019年TOMORROW X TOGETHERとしてデビューを果たしました。
テヒョン
テヒョンは、幼い頃から子役やキッズモデルなどといった芸能活動をしていました。
噂を聞きつけたBig Hitエンターテインメント関係者が、下校中のテヒョンの友人からテヒョンの連絡先と聞き出してスカウトしたとのことです。
このスカウトをきっかけに、オーディションを受け練習生となり3年後、デビューしました。
ヒュニンカイ
ヒュニンカイもスカウトをきっかけにBig Hitエンターテインメントに入社しました。
それ以前に、他の事務所のオーディションに挑戦しますが落ちてしまいます。
しかし落ちた事務所のスカウト担当者が後日BigHitエンターテインメントに転職し、当時注目していたヒュニンカイに連絡してオーディションという運びになりました。
ヒュニンカイは、2年半を練習生として過ごし、デビューしました。
まとめ
オーディションに挑戦したスビン、大手事務所から移籍したヨンジュン、大邱から単身大都会へ来たボムギュ、子役からアイドルに転身したテヒョン、歌手をしていた父に憧れたヒュニンカイ。
5人のスカウトでのエピソードや練習生期間の長さについてでした。