
米津玄師は、いま10代20代から熱い支持を受けているミュージシャンです。
2009年にボーカロイドを使った楽曲をニコニコ動画に投稿し始め、2012年から自身の声で歌った楽曲を発表するようになり、翌年メジャーデビューを果たしました。
肩書はシンガーソングライター、音楽プロデューサー、イラストレーター、映像作家と、多岐に渡っています。
米津玄師が2022年2月7日に配信リリースした「POP SONG」。
史上初めてプレイステーション内で解禁され、プレイステーションの新CM曲として起用されたことで注目を浴びるこの曲は、ユニークでトリッキーなサウンドで、多くの人の心を掴みました。
2022年1月24日からオンエアされたプレイステーションの新CM「遊びのない世界なんて|Play Has No Limits」に米津本人が出演。
オレンジの髪と黒い羽根、メタリックブルーのタイツと普段とは違った姿で登場したことで、ネット上が大変賑わいました。
「デスノートのミサミサとリュークが混ざったみたい」と人気漫画『DEATH NOTE』に登場する死神・リュークとヒロイン・弥海砂を連想する声も。
今回の記事では、米津玄師の「オレンジ髪のキャラクター」についてお伝えします。
Contents
米津玄師『POP SONG』
POP SONG 背景
「POP SONG」は、デジタル配信限定シングルとしてSony Music Labelsより2022年2月7日に各音楽配信サービスにてリリースされました。
前作の配信シングル『パプリカ』から約2年ぶり、前作アルバムから先行配信リリースされた『感電』からは約1年5か月ぶりのリリースとなります。
2022年5月18日に発売の12枚目のシングル『M八七』にカップリング曲として収録されました。
プロモーション
「POP SONG」は、米津玄師自身が出演するPlayStationのCM「遊びのない世界なんて|Play Has No Limits」に起用されました。
CM公開前日の1月22日に、PlayStation公式TwitterおよびREISSUE RECORDS公式Twitterから、米津玄師のPlayStationの新CM出演をアナウンスするティザー動画が投稿されます。
さらにPlayStationの合言葉「1・2・3」にちなみ、1月23日0時よりPlayStation 5とPlayStation 4を起動したユーザーに向けたCM1日先行視聴企画「123アーリーアクセス」を実施。
この企画により、新曲「POP SONG」の一部も初公開となりました。
アーティストの新曲がPlayStationを通じて解禁されるのは、国内では史上初の試みです。
また、同日CMに登場する米津玄師のキャラクターがSHIBUYA109渋谷店の壁面広告にも登場し、SNSを中心に大きな反響を呼びました。
米津玄師のビジュアル
幼い頃から遊んでいたプレイステーションの楽曲ということもあり、「POP SONG」では彼自身が思う“遊び”を表現しました。
新アーティスト写真とミュージックビデオのビジュアル、さらには米津本人が描き上げたジャケットまで“米津の遊び”が詰まっています。
特に、“変身”をキーワードに掲げた新アーティスト写真とミュージックビデオは、これまでになくキッチュな仕上がり。
架空のキャラクターに扮したインパクトたっぷりのファッションとメイクは、公開時に大きな話題を呼びました。
Y2Kファッション
Y2Kファッションとは、クロップド丈のトップスやローライズなど日本のギャル文化にも通ずるルックをはじめ、2000年頃のトレンドにインスピレーションを得たファッションのことです。
米津玄師のMVでの衣装は、大胆なフェザーのジャケットに、脚を思い切り出したミニスカートを纏い、首元にはチョーカー、足元にはチャンキーなヒールパンプスを合わせています。
さらにメイクは、目元を強調した“囲み目メイク”。
これこそまさに、「Y2Kファッション」そのものです。
米津玄師『POP SONG』での受賞
カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル2022
PlayStationの『遊びのない世界なんて|Play Has No Limits』キャンペーンが、『カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル2022』内のEntertainment for Music部門にてブロンズを受賞しました。
世界で最も影響力を持ち、毎年30,000点を超えるエントリーが集う広告・コミュニケーションの祭典がカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルです。
Entertainment for Music部門は、タイアップの取り組みからアーティストプロモーションまで、音楽やアーティストを主眼にしたコミュニケーションを評価している部門で、「POP SONG」起用のCMや楽曲/MVを中心とした一連のキャンペーンがアジア勢として唯一の受賞となりました。
まとめ
多彩な米津玄師の、また違った一面を見ることができたMV「POP SONG」。
全国ツアー「JUNK」を完走した彼の、行きつく場所をぜひ見たいと切に思いました。