
乃木坂46は、2011年にAKB48公式ライバルとして結成されました。
AKB48グループが専用劇場を持つのに対し、乃木坂46は専用劇場を持ちません。
AKB48グループが選抜総選挙を実施するのに対し、乃木坂46は舞台『16人のプリンシパル』における配役決定で投票を実施するという点でAKB48グループと差別化を図っていました。
グループ名に用いられている「乃木坂」は、乃木坂46のプロデュース会社であるソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が当時所有していた港区赤坂の「SME乃木坂ビル」を由来としています。
2025年4月5日、横浜のぴあアリーナMMで『38thSGアンダーライブ』が開催されました。
この中で3期生・佐藤楓の卒業セレモニーも行われ、ファンに別れを告げています。
『38thSGアンダーライブ』が終了すると、ファンからすかさず「でんちゃん(佐藤楓の愛称)コール」が沸き起こります。
場内が赤いペンライトで染まる中、佐藤楓セレモニーが始まりました…。
今回の記事では、佐藤楓の卒業セレモニーの様子を、アンダーライブ終了から詳細にお伝えします。
乃木坂46 佐藤楓について
佐藤楓 プロフィール
1998年3月23日生まれの佐藤楓の出身地は、愛知県名古屋市です。
愛称は「でんちゃん」。
命名者は大園桃子で、由来は「楓」の「で」から来ているとのことです。
中高の部活動ではバドミントンに取り組んでいて、乃木坂46の中では抜群に運動神経が高いと言われています。
好きな教科は日本史、嫌いな教科は物理、英検準2級の資格を取得。
青山学院大学で箱根駅伝に出場し、第96回大会で9区区間賞を獲得した神林勇太はいとこにあたります。
佐藤楓 略歴
2016年9月4日、乃木坂46の3期生オーディションに合格し、乃木坂46の一員となりました。
初披露は、同年同年12月10日、日本武道館で行われた「乃木坂46 3期生『お見立て会』」でした。
2017年2月2日から12日にかけて開催された、3期生初公演となる舞台『3人のプリンシパル』や、同年5月9日から14日にかけて、8公演実施された3期生初の単独ライブとなる「乃木坂46 三期生単独ライブ」に出演し、初々しい姿を見せていました。
2018年9月30日、22枚目シングル『帰り道は遠回りしたくなる』で初めて表題曲を歌唱する選抜メンバーに選ばれています。
2020年10月3日、テレビ番組『オールスター感謝祭'20秋』(TBS)の企画「ミニマラソン」に参加し、女性ランナー2位、さらに翌年3月27日テレビ番組『オールスター感謝祭’21春』(TBS)の企画「ミニマラソン」に参加し、女性芸能人ランナー1位という記録をおさめました。
2022年3月12日、29枚目シングル『Actually...』に収録されるアンダー曲「届かなくたって…」で初のセンター。
2024年7月21日放送の『乃木坂工事中』で、自身が軍団長を務める『楓さん正そう軍団』が結成されました。
2025年4月5日、ぴあアリーナMMで開催された「38thSGアンダーライブ」で卒業セレモニー。(後述します)
同年5月6日、ポートメッセなごやで開催された「リアルミート&グリート」をもって卒業。
同年5月12日(11日深夜)放送の『乃木坂工事中』に出演し、卒業のあいさつをしました。
乃木坂46 佐藤楓 卒業セレモニー
2025年4月5日、横浜のぴあアリーナMMで『38thSGアンダーライブ』終了後に行われた「佐藤楓 卒業セレモニー」について見ていきましょう。
セレモニーの5曲
セレモニーの選曲は、「つづく」、「口約束」、「今、話したい誰かがいる」、「帰り道は遠回りしたくなる」、「好きというのはロックだぜ」の5曲。
どの曲も、“でんちゃん”があれこれ悩んで選曲した神曲です。
でんちゃんが敬愛する西野七瀬の卒業ソング『つづく』をソロで。
続いて、同期の岩本蓮加、吉田綾乃クリスティーと3人で『口約束』を歌いました。
『今、話したい誰かがいる』と『帰り道は遠回りしたくなる』は、9人でのパフォーマンスでした。
パフォーマンスが終わると、東京での舞台を終えて駆けつけた伊藤理々杏が招き入れられ、時折涙で言葉を詰まらせるでんちゃんに、会場からは温かいコールが起こりました。
最後の曲『好きというのはロックだぜ』では、トロッコに乗りタオルを笑顔で振り回しながら場内を一周したでんちゃん。
最後の大舞台をやり遂げました。
赤いドレス
「1からデザインして作って頂くって、一生にないじゃないですか、一度あるかないか? そう世界で一着ですよ、まずね『絶対赤がいいなぁ』って思ってて」とは、後日談で明かされた赤いドレスの理由。
名前にちなんで、楓の葉を袖や背中に配置したドレスです。
赤いサイリウムの光と、でんちゃんの赤いドレスが幻想的な空間を作り上げました。
まとめ
「乃木坂46での約8年半は人生で一番の青春でした。
これからも大好きな乃木坂46をよろしくお願いします。
大切な思い出たちはこぼさずに持って帰ります」という言葉を残し卒業していったでんちゃん。
お疲れ様、そして今までありがとうございました。