BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

BTS(防弾少年団)HYBE(旧Big Hit Entertainment)所属、2013年デビューの韓国の7人組男性グループです。

2013年6月13日にシングルアルバム『2 COOL 4 SKOOL』から「NO MORE DREAM」でデビューを果たしました。

RM(アールエム)、シュガ、ジン、J-HOPE(ジェイホープ)、ジミン、V(ヴィ)、ジュングクの、7人のメンバーで構成されています。

メンバーは2022年12月、最年長のジンを筆頭に軍服務に突入し、2025年6月RM、V、ジミン、ジョングク、シュガまで、メンバー全員が転役あるいは招集解除となりました。

そんな喜びムードの中、2025年7月9日「BTS育ての親を告発へ」というニュースが飛び込んできました。

今回の記事では、その事件の詳細や「BTS育ての親」とは誰のことなのかなど、調べ上げたことをまとめてお伝えします。

BTS 育ての親(生みの親)

育ての親(生みの親)の正体

BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

BTSの育ての親(生みの親)は、プロデューサーであり実業家でもあるパン・シヒョクです。

HYBE(旧Big Hit Entertainment)の創設者として、BTSを世界的なアーティストへと導いた立役者であり、韓国の音楽業界を変革したキーパーソンがパン・シヒョクなのです。

BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

彼は、音楽プロデューサーとしての才能だけでなく、経営者としても優れた手腕を発揮し、HYBEを世界的なエンターテインメント企業へと成長させました。

パン・シヒョク プロフィール

パン・シヒョクは1972年8月9日に韓国で生まれ、幼い頃から音楽に強い関心を持っていました。

ソウル大学作曲科を卒業し、音楽業界でのキャリアをスタートさせます。

彼の才能が認められたのは、JYPエンターテインメントでのプロデューサー時代です。

ここで、J.Y. Park(パク・ジニョン)のもとで数多くのヒット曲を生み出しました。

BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

JYP在籍中には、god2AMといったアーティストの楽曲制作に関わり、音楽プロデューサーとしての名声を確立します。

とくに、感情を揺さぶるバラードやキャッチーなメロディーが特徴の彼の楽曲は、多くのリスナーに愛されました。

2005年、パン・シヒョクは自身の音楽会社「Big Hit Entertainment(現HYBE)」を設立しました。

当初は大手事務所に比べて規模が小さく、苦難の時期が続きましたが、彼は独自のビジョンを持ち、粘り強く事業を展開していきます。

転機となったのは、2013年BTSをデビューさせたことでした。

BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

当時、韓国の音楽市場では大手事務所が支配的で、新しいグループが成功するのは簡単ではありませんでした。

しかし、パン・シヒョクはBTS「自らのストーリーを語るアーティスト」というコンセプトを持たせ、自己表現を大切にした音楽作りを行いました。

BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

BTSは、パン・シヒョクの戦略のもと、SNSを活用しながら世界中のファンと直接つながり、着実に人気を獲得していきました。

そして、「DNA」「Fake Love」「Boy With Luv」などのヒット曲を連発し、世界的な成功を収めます。

BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

これが、BTSの育ての親(生みの親)と言われる所以です。

BTS育ての親・パン・シヒョクIPO詐欺事件

事件のあらまし

韓国金融委員会はパン・シヒョクを詐欺の疑いで検察に告発することを明らかにしました。

BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

2020年HYBEを上場させる際、2000億ウォンの不当利益を得た容疑です。

上場準備をしていながら、既存株主を「上場計画はない」とだまし、自身に近いHYBE幹部が設立した私募ファンドへと株式を安価で譲渡するよう株主に促した、というのが容疑の内容です。

パン・シヒョクは問題の私募ファンドと「上場成功時には株式売却益の30%を受け取る」という契約を既に締結しており、上場後に約2000億ウォンを受け取ったといいます。

HYBEは「法律と規定を遵守して進められた」と主張しました。

証券先物委員会は、7月16日の定例会議で検察告発の可否を確定する予定です。

なお、現行の資本市場法によると、違法行為で得たり回避した利益が50億ウォンを超える場合、無期または5年以上の懲役に処せられるとのことです。

告発による影響

7月16日から19日まで済州島では、韓国経済人協会(韓経協)主催の「韓経協経営者済州夏季フォーラム」が開催されます。

パン・シヒョクはここに、講演者として出席する予定でした。

BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

講演のタイトルは「K-POP危機と挑戦:持続可能な成長のためのHIVEのグローバル拡張を中心に」で、約50分間の講演となるはずでした。

しかし、フォーラム公式サイトでは、パン・シヒョクの代わりにHYBEイ・ジェサン代表が講演者として掲載されています。

BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

理由については、発表されていません。

ただ、金融当局がパン・シヒョクを、資本市場法上の詐欺的不正取引の疑いで検察に告発することを決めている中で起きたことで、その件との関連性が指摘されています。

まとめ

パン・シヒョクとミン・ヒジンHYBE内紛騒動が、今もなおくすぶっているHYBE

BTS(防弾少年団)の育ての親が告発?一体何があった?

今回の詐欺事件が、HYBE所属のアーティストたちに火種となって降り注ぐのだけは勘弁していただきたいと、切に願います。

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