
乃木坂46は、2011年にAKB48公式ライバルとして結成されました。
AKB48グループが専用劇場を持つのに対し、乃木坂46は専用劇場を持ちません。
AKB48グループが選抜総選挙を実施するのに対し、乃木坂46は舞台『16人のプリンシパル』における配役決定で投票を実施するという点でAKB48グループと差別化を図っていました。
グループ名に用いられている「乃木坂」は、乃木坂46のプロデュース会社であるソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)が当時所有していた港区赤坂の「SME乃木坂ビル」を由来としています。
2025年2月19日、乃木坂46に新しく加入する6期生全員のプロフィールが発表されました。
現在のメンバー構成は3期生5人、4期生12人、5期生11人となり、6期生11人が加わることで39人体制です。
新曲「ビリヤニ」は、2025年11月26日にリリースされる40枚目のシングルの表題曲です。
この曲のMVは、音源の配信リリースに合わせて2025年11月7日午前0時にYouTubeで公開されました。
今回の記事では、「ビリヤニ」MVの魅力に迫ります。
Contents
乃木坂46 40thシングル「ビリヤニ」MV
「ビリヤニ」のMVは、まさに五感を刺激するような鮮烈な体験を提供してくれます。
これまでの乃木坂46のイメージを良い意味で裏切り、新たな魅力を引き出している点が最大の注目ポイントです。

6期生ダブルセンターの初々しさ

この楽曲では、6期生の瀬戸口心月と矢田萌華がダブルセンターを務めています。
二人の瑞々しい初々しさと異国情緒が溶け合う映像美が、MVでの大きな見どころと言えるでしょう。

「ビリヤニ」は、異国情緒あふれるリズムと香り立つようなメロディが特徴です。
メンバーが着用している華やかな衣装が、MVのスパイシーな世界観をより一層引き立てています。
特に、歌詞に合わせて二人が小さくなり、先輩メンバーたちを見上げるシーンは、過去の楽曲「逃げ水」を彷彿とさせ、観ているファンをエモーショナルな気持ちに。

エスニックな恋の物語
「ビリヤニ」は、現代の若者が抱える恋の微妙な距離感を意外な「インド料理」をキーワードに描いた、ちょっとおかしな、ポップでキャッチーなラブソングです。
日常のささやかな生活を背景に、恋の告白を「ビリヤニ食べに行こう」という一言に託しています。

楽曲は、冒頭から普遍的な恋のジレンマが描かれており、決して深まらない「友達以上」の壁を超える呪文のような言葉が「ビリヤニ食べに行こう」なのです。
サビのハイライトは、もちろん「ビリヤニ 食べに行こう」の部分です。
この曲では、ビリヤニが単なる食べ物ではなく、「つながり」の象徴として機能しています。
王一川監督の世界観
今回のMVを手掛けたのは、気鋭の監督・王一川監督でした。
鮮やかな色彩で彩られたセット、独特の模様が施された衣装、そしてどこか神秘的な雰囲気を醸し出すロケーション…。

まさに「ビリヤニ」という料理が持つ多様なスパイスと文化の融合を視覚的に表現しているかのようです。
赤、青、黄といった原色を基調としながらも、絶妙なトーンでまとめられた映像は、まるで一枚の絵画を見ているかのような美しさがあります。

「ビリヤニ」のMVが公開されると、監督が「不道徳な夏」や「ってかさ」と同じ王一川監督であることが話題になりました。
メンバーのパフォーマンス
今回のMVでは、メンバー一人ひとりの表情やダンスパフォーマンスにも注目すべき点が多く見られます。

これまでの乃木坂46が持つ「清楚」「可憐」といったイメージに加え、より力強く、そして情熱的な一面が前面に押し出されています。
特に印象的なのは、メンバーがカメラを見据える眼差しの強さ。

自信と決意に満ちたその表情は、グループが新たなフェーズへと進む覚悟を示しているかのようです。
ダンスもまた、これまでのしなやかさに加えて、よりダイナミックでエネルギッシュな振り付けが取り入れられています。
特に、サビの部分での一体感のあるダンスは圧巻!

乃木坂46 OFFICIAL YouTube CHANNELコメント欄より
「これまでの乃木坂にない雰囲気、攻めた楽曲とMVで最高!」
「乃木坂46の新たな一面が見られて嬉しい」
「ビリヤニのロゴを見た段階で”不道徳な夏”を感じてたから MVは予想通り同じく王一川監督、表題曲で見れるとは嬉しい〜 今回も曲に合わせた世界観の映像表現がやっぱ好きすぎる」
「想像をはるかに超えるMVだった」
「MV結構好き なんか大阪万博のパビリオンに こういうのなかったっけ」
以上のような、ポジティブな驚きと賞賛の声で溢れています。

まとめ
40作目という節目に、これまでのイメージを刷新するような異国情緒あふれる楽曲とMVを打ち出したことは、乃木坂46が現状に満足せず、常に新たな表現を追求し続ける姿勢の表れと言えるでしょう。
今後の乃木坂46がどのような音楽性や表現を見せてくれるのか、大いに期待したいものです。




