BTS(防弾少年団)のVが空港でのファンの行動に苦言、何があった?

BTS(防弾少年団)HYBE(旧Big Hit Entertainment)所属、2013年デビューの韓国の7人組男性グループです。

2013年6月13日にシングルアルバム『2 COOL 4 SKOOL』から「NO MORE DREAM」でデビューを果たしました。

RM(アールエム)、シュガ、ジン、J-HOPE(ジェイホープ)、ジミン、V(ヴィ)、ジュングクの、7人のメンバーで構成されています。

メンバーは2022年12月、最年長のジンを筆頭に軍服務に突入し、2025年6月RM、J-HOPE、V、ジミン、ジョングク、シュガまで、メンバー全員が転役あるいは招集解除となりました。

現在は来春発売予定のNew Albumの準備中ということで個人活動が活発なBTSですが、2025年7月28日、メンバーのVがファンコミュニケーションプラットフォームWeverseを通じて、空港の安全問題についての考えを明かしました。

今回の記事では、その時のVの発言や「パープルライン・キャンペーン」への言及から、V発言の真意に迫ります。

BTS VによるWeverseでの注意喚起

概要

Vは、2025年7月28日Weverseのライブ配信で、一部ファンの空港でのマナーの悪さに対して苦言を呈しました。

BTS(防弾少年団)のVが空港でのファンの行動に苦言、何があった?

「空港は、僕たちのものじゃないよね。

みんなが利用する公共の場所なんだから、秩序を守ることが何より重要。

ARMYには、安全をしっかり守ってほしい。」と訴えました。

BTS(防弾少年団)のVが空港でのファンの行動に苦言、何があった?

空港は、特定の人の空間ではなく皆が利用する公共の場所という事実を前提として、公共の場でのマナーと安全の重要性を強調しました。

「パープルライン」キャンペーンへの言及

Vは配信を通じてかつてファンによって自主的に行われた「パープルライン・キャンペーン」に言及しました。

BTS(防弾少年団)のVが空港でのファンの行動に苦言、何があった?

パープルラインとは、紫色のラインを基準に安全な距離を維持し、アーティストとファンの双方の安全を守ろうという趣旨で始まったファンダム文化です。

「パープルライン・キャンペーン」については、詳しく後述します)

BTS(防弾少年団)のVが空港でのファンの行動に苦言、何があった?

また、Vは「以前のパープルラインのようなものをまた作れたらとてもうれしい。

あの時のようにみんなが秩序を保ち思いやりのある行動をしてくれれば本当にありがたい。

安全に秩序を守れるようにできれば、空港に何を着ていくかをもっと考えたり、スーツのようなものも着てみたい」と機知に富んだ冗談を付け加えました。

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ARMYへの信頼と愛情

Vの苦言は、ファンを叱るものではなく、むしろファンへの信頼と愛情が感じられるものでした。

彼は「僕たちが安心して行動できるのは皆さんの理解があるから」と述べ、ファンとの信頼関係を大切にする姿勢を見せています。

BTSファンダムARMYによる「パープルライン・キャンペーン」

「パープルライン・キャンペーン」とは

「パープルライ・キャンペーンン」は、2018年ARMYが開始したキャンペーンです。

このキャンペーンは、アメリカのロサンゼルス空港で約20人のARMYが紫色のリボンを持ち、メンバーが安全に移動できる通路を確保したことがきっかけで始まりました。

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BTSの象徴色である紫色を用いて、ARMYが自主的に安全距離を保つことで、空港内での混乱や危険を防ぐことを目的としています。

BTSメンバーがもみくちゃにされないように、怪我なく事故なく移動出来るように、安全なスペースを作ろうと紫色のリボンを繋げ、一列になり道を作りました。

紫色のリボンを持ったARMYは空港内だけではなく、空港の外まで道を作っていたということです。

ARMYは天使なんです。彼女たちはとても優しいんです」とBTSメンバーに感謝されるほどに効果を上げ、世界中で賞賛されていました。

BTS(防弾少年団)のVが空港でのファンの行動に苦言、何があった?

しかし、一部で「ARMY安全公団」と呼ばれる主導グループが、BTSメンバーに近く接するために利用しているという論争が起こり、またファンの安全確保やトラブル回避のため、自然消滅してしまいました。

「パープルライン」復活の動き

「パープルライン・キャンペーン」を復活させるには、ARMYの間で過去に自主的に行われた活動を、再び活性化させることが必須となります。

VWeverseで提案したように、ファンコミュニティで「パープルライン・キャンペーン」の復活を提案し、協力を呼びかけることが重要です。

空港での混雑を避け、アーティストだけでなく一般利用者も含む全員の安全を確保するために、ファンが自発的に秩序を保つ意識を持つことが求められます。

BTS(防弾少年団)のVが空港でのファンの行動に苦言、何があった?

業界内では、ファンが自浄文化を形成することが最も良い解決策であるという意見が主流です。

まとめ

K-POPアイドルの人気が高まるにつれて、空港はファンやメディアで溢れかえり、非公式のレッドカーペットのような状況を呈しています。

BTS(防弾少年団)のVが空港でのファンの行動に苦言、何があった?

Vの発言は、ファンへの愛情がありつつも、公共の場(空港以外も含む)でのマナーと秩序の重要性を訴えるものでした。

BTS(防弾少年団)のVが空港でのファンの行動に苦言、何があった?

ファンとアーティストの関係は相互の信頼と尊重の上に成り立つもの。

根本的な問題解決に必要なのは、ファン側のマナー向上と、運営側の安全対策の徹底ではないでしょうか。

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