米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

米津玄師は、いま1020代から熱い支持を受けているミュージシャンです。

2009年頃に、「ハチ」という名義でニコニコ動画にボーカロイド楽曲の投稿を始めました。

「マトリョシカ」「パンダヒーロー」などの楽曲が注目を集め、ボーカロイドシーンでその存在感を確立。

2012年5月には、本名である「米津玄師」名義で初のアルバム『diorama』をリリースし、メジャーデビューを果たしました。

肩書はシンガーソングライター、音楽プロデューサー、イラストレーター、映像作家と、多岐に渡っています。

”米津玄師と宇多田ヒカルによるコラボレーション楽曲「JANE DOE」が、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』エンディング・テーマに決定した”と、2025年8月13日に発表されました。

そして2025年10月2日には、ふたりの対談動画が米津玄師YouTube公式チャンネルにて公開。

今回の記事では、この対談動画で公開された、話の内容について核心に迫ります。

米津玄師 × 宇多田ヒカル JANE DOE対談

米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

米津玄師と宇多田ヒカルの対談は、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のエンディングテーマ「JANE DOE」での初コラボレーションを記念して行われました。

この対談動画は2025年10月2日YouTubeで公開されており、米津ファンおよび宇多田ファンを超えたところでセンセーションを巻き起こしました。

米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

JANE DOE」制作裏話

米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

JANE DOE」の制作において、米津さんは当初からご自身が歌うべきではないと感じていたそうです。

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のエンディングには、男性の声ではなく女性の声が合うだろうという予感があったといいます。

米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

ピアノリフから曲を作り始め、Aメロのメロディと歌詞が見えてきた段階で、「宇多田さんしかいない」と確信した米津玄師。

宇多田ヒカルの歌声には、メランコリックで寂しげな孤独感と、風のように吹き抜ける爽やかさという、両方の性質があるからです。

米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

宇多田ヒカルがロンドンに住んでいるため、レコーディングはデータのやり取りで進められました。

米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

米津玄師は宇多田ヒカルに対し、「ものすごく複雑なものを抱えている女の子と、本質的な意味でそれをまったく理解していない男の子によるデュエットを作りたいので、そういうふうに歌ってほしい」とオーダー。

宇多田ヒカルはこれを自分なりに解釈し、作品に落とし込んでくれました。

米津玄師はそれ以外、細かいお願いはせず、宇多田ヒカルの自由に任せたとのことです。

宇多田ヒカルは、他のアーティストが制作した楽曲を歌うことが「ほぼない」中で、作曲者の意図を保ちながら自身の表現を加える「さじ加減」が「すごく面白かった」と振り返っています。

その他の対談内容

米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

二人の初めての出会いのエピソードの話が、対談のスタートでした。

共通の友人を介して初対面したこと、また、当時小学生だった米津玄師が徳島での宇多田ヒカルの振替公演をぼんやりと記憶していたという縁も語られました。

米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

楽曲制作におけるそれぞれの葛藤や発見、創作における意外な共通点についても多岐にわたる内容でした。

また、米津玄師の音楽的ルーツとして、ボーカロイドとの出会いが取り上げられました。

バンド活動から一人での音楽制作へ移行した18歳頃の経験が、日本語の母音や子音への意識を強めたという説明も。

楽曲制作におけるそれぞれの葛藤や発見、そして創作における意外な共通点までが赤裸々に明かされました。

米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

米津玄師の「軸を揃える」歌と宇多田ヒカルの「ずらす」歌唱スタイルが融合し、独特の緊張感と響きを生み出したのです。

米津玄師は宇多田ヒカルの歌を「想像の斜め上をいく」と評し、宇多田ヒカルもこのコラボレーションを「めったにない機会」と特別なものだと感じています。

中盤の話の中では、ふたりとも歌声や身体に対する複雑な思いを抱えているようです。

「野太く通りにくい声」にコンプレックスを感じていた時期があり、長身ゆえに主人公らしく見えないと感じることもあったと語る米津玄師。

しかし、歌い続けるうちに自分の声に愛着を持つようになったと結びました。

対する宇多田ヒカルは、「今でも自分の声が好きではない」と語り、「大事なものであるほど好きになるのは難しい」と分析しています。

米津玄師 × 宇多田ヒカル 楽曲「JANE DOE」について

米津玄師のYouTubeチャンネルで宇多田ヒカルとの対談を公開!気になる内容は?

A面シングル「IRIS OUT / JANE DOE」は、2025年9月24日にリリースされた米津玄師16枚目のシングルです。

IRIS OUT」は、米津玄師が劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のために書き下ろした主題歌。

JANE DOE」は、2025922日に配信リリースされ、連日各種チャートで1位を獲得するなど大ヒットしています。

Billboard JAPANの音楽チャート「Hot 100」では2位を獲得し、オープニングテーマの「IRIS OUT」とともに注目を集めています。

 まとめ

この対談によって、「JANE DOE」の深い背景や二人のアーティストの創作への想いが明らかになりました。

あらためて「JANE DOE」を聴いてみると、趣が違って聞こえてきませんか?

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