
BLACKPINKはYGエンターテインメントから、2NE1以来7年ぶりのガールズグループとして、2016年8月8日にシングルアルバム『SQUARE ONE』より「BOOMBAYAH」と「WHISTLE」でデビューしました。
グループ名は、最もきれいな色と表現されるピンク(PINK)と、その鮮やかさを否定する意味を込めた黒(BLACK)を組み合わせ、「美しいものがすべてではない」という意味を込めています。
デビュー翌年の2017年7月、日本デビューショーケースを日本武道館で行いました。
女性の音楽グループとして世界最大のファンダム(ファンダム名はBLINK)を有し、2020年米ブルームバーグ誌「世界で最も影響力のあるポップスター」に選ばれています。
昨今、BLACKPINKが発売した楽曲は、グラミー賞の「アジアン・ポップ」の基準には該当しないのではないか、という懸念の声がひろがっています。
今回の記事では、この声を深堀していきます。
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BLACKPINK グラミー賞の行方

2027年の第69回グラミー賞では、「Best Asian Pop Music Performance」部門が新設された一方、BLACKPINKは対象期間内のグループ楽曲に条件面で難しい点があると報じられています。
以下に詳しく説明します。
「Best Asian Pop Music Performance」
2027年2月7日に開催される第69回グラミー賞で、新たに「Best Asian Pop Music Performance(最優秀アジアン・ポップ・パフォーマンス)」部門が設けられました。
この部門は、K-POP、J-POP、C-POPなど、アジア市場で生まれた、あるいは広く認知されている現代的なポップミュージックを対象とするものです。
K-POPが世界的な音楽ジャンルとして存在感を増すなか、アジア発の音楽を正面から評価する新部門の誕生には、大きな期待が寄せられました。
一方で、発表後には「アジアの音楽を地域や言語で分けることになるのではないか」という疑問の声も浮上。
さらに注目を集めているのが、世界的なK-POPガールズグループ、BLACKPINKです。

グラミーが定めた条件とは
実は、この部門は「アジア出身のアーティストなら誰でも対象」というわけではありません。
グラミー賞の公式ルールによると、対象となる楽曲には「1つ以上のアジア言語の意味のある使用」が求められます。
つまり、韓国人アーティストが歌っているという事実だけでは、部門の対象になるとは限りません。
さらに、楽曲がすべて英語で歌われている場合は、この部門の対象外と明記されています。
グラミー側は、アーティストの国籍や民族性ではなく、あくまで「音楽そのもののスタイル」を基準にすると説明しています。
このルールが、BLACKPINKをめぐる今回の議論の大きなポイントになっているのです。

BLACKPINK 最新作「DEADLINE」が抱える“言語の壁”
3rdミニアルバム『DEADLINE』
BLACKPINKは、2026年2月27日に3rdミニアルバム『DEADLINE』をリリースしました。
収録曲は「JUMP」「GO」「Me and Me」「Champion」「Fxxxboy」の5曲です。

ところが、2027年のグラミー賞の対象期間との関係を見ると、事情が複雑になります。
「JUMP」は2025年7月に先行してデジタルシングルとしてリリースされており、今回の対象期間より前に発表された楽曲です。

一方、「DEADLINE」に収録された残りの楽曲については、英語のみで歌われていることから、新設されたアジアン・ポップ部門の言語条件を満たさないと指摘されています。
そのため、「BLACKPINKほど世界的なK-POPグループなのに、なぜアジアン・ポップ部門に入れないの?」という疑問が、ファンの間で広がることになりました。

「BLACKPINK=アジアン・ポップ」ではない?
今回の問題を象徴しているのが、「K-POPであること」と「グラミー賞のアジアン・ポップ部門に応募できること」が必ずしもイコールではないという点です。
BLACKPINKは韓国を代表するグループとして世界的な人気を獲得しています。
しかし、近年の楽曲では英語詞の比重も大きく、今回のグラミー賞の規定では、グループの国籍や知名度よりも「対象楽曲にアジア言語がどの程度使われているか」が重要になります。

BLACKPINKの“対象外”は新部門の問題点?
もちろん、現時点で「BLACKPINKがグラミー賞から評価されない」と考えるのは早計です。
アジアン・ポップ部門の対象外になったとしても、グラミー賞には複数のジャンル部門や主要部門が存在します。

実際、グラミー側もアジアン・ポップ部門へのエントリーと、年間最優秀レコード賞や年間最優秀アルバム賞、年間最優秀楽曲賞などの主要部門への挑戦は両立できると説明しています。
そのため、今回のポイントは「BLACKPINKがグラミー賞に評価されない」ということではありません。
むしろ、「世界的なK-POPアーティストを生み出してきた現在のアジア音楽を、グラミー賞はどのような基準で分類し、評価するのか」という問題なのです。

まとめ
新設された「Best Asian Pop Music Performance」は、今回が初めての開催となります。
そのため、実際にどのようなアーティストや楽曲が候補に選ばれるのかは、まだ未知数です。
BLACKPINKをめぐる今回の議論は、単なる「対象・対象外」の問題ではなく、グローバル化した音楽シーンにおいて「アジアン・ポップとは何なのか」を考えるきっかけになりそうです。





