Stray Kids(スキズ)は、2018年にデビューした韓国のJYPエンターテインメント所属の8人組ボーイズアイドルグループです。
エネルギッシュなパフォーマンスと独自の音楽スタイルで、今や韓国だけでなく世界中で注目を集めています。
JYPエンターテインメントとMnetが作成したサバイバル番組「Stray Kids」を経て、デビューを掴んだStray Kidsのメンバーたち。
メンバーのフィリックスは、腰の不調を訴え活動を制限していたことがあります。
今回は、フィリックスの持つ「腰の不安」についてお伝えします。
Contents
Stray Kids フィリックスの役割
フィリックスの簡単プロフィール
フィリックスは、オーストラリアで生まれ育った韓国系オーストラリア人です。
生年月日は2000年9月15日、血液型はAB型、両親と姉と妹の5人家族。
高校生の時に、JYPエンターテインメントにスカウトされたことがきっかけでオーディションを受け、高校卒業後韓国へ渡り、練習生入りを果たしました。
フィリックスは、天使のような愛嬌としびれる低音ボイスが魅力のメンバーです。
ダンスラチャのフィリックス
「RACHA(ラチャ)」の由来は、練習生時代からミックステープをリリースしていたバンチャン、チャンビン、ハンの3人で構成される、「3RACHA(スリーラチャ)」と言うユニットの存在です。
スキズ結成後、元々はダンスラインやボーカルラインと呼んでいた他のメンバーたちも「RACHA(ラチャ)」という呼び名で分けるようになりました。
3RACHAのバンチャン・チャンビン・ハンは、ほぼすべての楽曲の作詞作曲を担っています。
他アーティストへ楽曲提供なども行う、多才な3人です。
DANCE RACHA(ダンスラチャ)のリノ・ヒョンジン・フィリックスは、パフォーマンス担当。
振り付けやパフォーマンス練習の要となっているイケメントリオです。
VOCAL RACHA(ボーカルラチャ)のスンミンとアイエンは、文字通りボーカル担当。
とにかくいつも一緒にいる仲良し末っ子コンビです。
Stray Kids フィリックスの抱える不安
公式からの発表
2022年2月9日、フィリックスが椎間板ヘルニアの診断を受けたことがニュースとなって飛び込んできます。
所属事務所のJYPエンターテインメントは、公式ファンコミュニティを通じて「フィリックスは最近、腰に異常を感じて病院を訪ね、精密検査の結果、腰椎部椎間板ヘルニアと診断された」と明らかにしました。
公式発表の中に2022年2月12日と13日に開催される公式ファンミーティング「Stray Kids 2ND #LoveSTAY 'SKZ'S CHOCOLATE FACTORY'」の一部ステージで、フィリックスのパフォーマンスが制限される点も了解を求めました。
椎間板ヘルニアとは
背骨と背骨の間には、クッションの役割がある椎間板があります。その椎間板の中にあるゼリー状の組織を「髄核」と言います。
腰椎椎間板ヘルニアとは、髄核が外にとび出して神経を圧迫するため、腰痛や下肢のしびれなどの症状を生じます。
好発年齢は20~40代と比較的若い世代に多く、スポーツやバレエをしている10代に発症することも多くあります。
症状が軽い場合は保存療法で様子を見ますが、症状が進行し日常生活が困難になってきた場合は手術が適応となることが多いです。
ダンスで腰痛になってしまう最も多い姿勢パターンとしては、重心が前に移動していることです。
急性の場合は、痛み止めの処方、ブロック注射、アイシング、コルセット固定、骨盤ベルト固定などを行い、安静にしていれば多くのケースは数日で強い痛みは消失することが多いです。
慢性の場合は、マッサージ、ストレッチ、温熱療法、電気治療、再発防止のための筋力トレーニングなどが一般的な治療法となります。
難治性の場合は、疾患によっては手術が検討される場合があります。
フィリックスの復活
Stray Kidsは2022年5月1日、ソウルソンパグチャムシル(松坡区蚕室)室内体育館で「Stray Kids 2nd World Tour『MANIAC』」を開催しました。
このコンサートは初のワールドツアーだった「Stray Kids WorldTour『District9:Unlock』」以来、約2年5か月ぶりに行われた対面単独コンサートでした。
この日、完璧な舞台で「ハンプリ」(恨みを晴らした)したフィリックスは、以下のようにコメントしています。
「準備中にけがをしました。(椎間板ヘルニアのこと)
いつもそばでメンバーたちがたくさん慰めてくれ、ファンたちがオンラインのコメントで元気づける言葉を言ってくれました。
メンバーとSTAY、友人、家族のおかげで毎日一生懸命リハビリに励み、ついにステージに立つことができてとても幸せです。
コンサートをしながら感動しました。」
2022年ワールドツアーへ
Stray Kidsワールドツアーは前述のソウルを皮切りに、米ニューアークやシカゴ、アトランタ、ロサンゼルス、日本神戸、東京など計18都市42公演が行われました。
フィリックスは腰の具合が心配されましたが、無事公演を終えることができました。
まとめ
フィリックスの「腰の不安」は2022年にとりあえず拭い去られたように見えます。
無理しないでほしいという気持ちを持ちつつ、温かい目でフィリックスをこれからも見守りたいと思います。