
米津玄師は、いま10代20代から熱い支持を受けているミュージシャンです。
2009年にボーカロイドを使った楽曲をニコニコ動画に投稿し始め、2012年から自身の声で歌った楽曲を発表するようになり、翌年メジャーデビューを果たしました。
肩書はシンガーソングライター、音楽プロデューサー、イラストレーター、映像作家と、多岐に渡っています。
2025年1月より全国ツアー「米津玄師 2025 TOUR / JUNK」を開催することが決定し、ファンを喜ばせている米津玄師。
このツアーは自身初となるドーム公演を含む全国8都市(宮城、新潟、神奈川、愛知、福岡、大阪、北海道、東京)16公演、35万人動員規模のツアーとなっており、ファイナルは東京ドームにて2日間の開催予定です。
2025年2月8日および9日の二日間、福岡市のみずほPayPayドーム福岡でツアーライブを開催しました。
その際、「#米津玄師260円」という言葉が、音楽ジャンルのトレンドワードに!
今回の記事では、この謎のトレンドワードに迫ります。
米津玄師 2025 TOUR / JUNK
「LOST CORNER」に封入のシリアルナンバー
「米津玄師 2025 TOUR / JUNK」に先駆けて、ツアーの最速先行受付に必要となるシリアルナンバーが2024年8月21日にリリースされた米津玄師の6thアルバム「LOST CORNER」全形態に、初回特典として封入されました。
(封入されたシリアルナンバーは、チケット1次受付と、2次受付、2回に渡って使用できます。)
ツアー日程
2025年1月9日(木)10日(金)宮城県 セキスイハイムスーパーアリーナ
2025年1月17日(金)18日(土)新潟県 朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
2025年1月22日(水)23日(木)神奈川県 横浜アリーナ
2025年1月28日(火)29日(水)30日(木)愛知県 Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
2025年2月8日(土)9日(日)福岡県 みずほPayPayドーム福岡
2025年2月15日(土)16日(日)大阪府 京セラドーム大阪
2025年2月21日(金)北海道 札幌ドーム
2025年2月26日(水)27日(木)東京都 東京ドーム
日程を見ていくと、2月に入ってから米津玄師の初めての4大ドーム(みずほPayPayドーム福岡、京セラドーム大阪、札幌ドーム、東京ドーム)ツアー公演が並んでいます。
謎のトレンドワードは、4大ドーム公演の初日に現れました。
米津玄師 260円
「#米津玄師260円」という不思議なトレンドワードが2025年2月8日の朝、SNS上に突然現れました。
Xでは、写真とともに2万ポスト以上の声があふれ、瞬く間に音楽ジャンルのトレンドワードに。
米津玄師のライブに合わせて、福岡市内の地下鉄駅などあちこちに、最寄り駅までの運賃がわかりやすいように、「米津玄師260円」などの表示が掲げられたのがそもそもの始まりです。
これに、福岡市地下鉄の公式Xが便乗しました。
福岡市地下鉄は、博多駅や福岡空港駅、天神駅などとドーム最寄りの唐人町を結びます。
ライブを楽しむファンの多くが利用する路線だけに、前日から
「祝!初のドーム公演!初のドーム公演に福岡を選んでいただき、ありがとうございます!
福岡も珍しく雪が舞っていますが、増便し、安全にお送りします!」
とテンション高めに増便を告知。
公式Xでは「米津玄師さんまでは博多からは260円 空港からは300円 天神からは210円となっております!」(唐人町駅下車後、徒歩15分)と紹介しました。
さらに、「ライブ終演後は臨時列車を運行し、初ドームライブを全力で応援いたします!」とファンに向けたアナウンスも。
博多駅などには構内のあちこちに「米津玄師 260円(最寄り駅:唐人町)」と張り紙がされるなど、全面サポートが行われました。
これは良い意味で、博多っ子の『ようきんしゃった』という、サービス精神のあらわれでしょう。
これを受け、SNS上では「#米津玄師260円」が関連投稿2万7000件を超えて音楽ワードのトレンド入り。
「天才」
「わぁぁぁ素敵です」
「親切な福岡市地下鉄ですね」
「ライブのMCで米津玄師に『どうも~260円の米津です~!』と言ってほしい」
「米津玄師260円、キャベツより安くてしんどい」
「福岡市地下鉄の粋な計らい!」
「わかりやすいですね」
「これは嬉しい」などの声が上がりました。
「米津玄師260円」の張り紙見たさに、地下鉄で博多駅まで行ったという人や、「米津玄師260円」といっしょにピースして自撮りしている人がいたりと、たくさんの人を幸せにしていたことが素晴らしいです。
ライブのあった2日間、博多の街は〝米津祭り〟に沸きかえりました。
まとめ
「米津玄師260円」だけでなく、過去には「星街すいせい210円」というのもありました。
福岡市地下鉄によるユーモアあふれる粋なPR戦術に、今後も期待と注目が集まりそうです。