乃木坂46は、2011年にAKB48公式ライバルとして結成されました。
AKB48グループが専用劇場を持つのに対し、乃木坂46は専用劇場を持ちません。
AKB48グループが選抜総選挙を実施するのに対し、乃木坂46は舞台『16人のプリンシパル』における配役決定で投票を実施するという点でAKB48グループと差別化を図っていました。
グループ名に用いられている「乃木坂」は、乃木坂46のプロデュース会社であるソニー・ミュージックエンタテインメント（SME）が当時所有していた港区赤坂の「SME乃木坂ビル」を由来としています。
2025年2月19日、乃木坂46に新しく加入する6期生全員のプロフィールが発表されました。
現在のメンバー構成は3期生5人、4期生12人、5期生11人となり、6期生11人が加わることで39人体制です。
2025年は乃木坂46にとって「卒業ラッシュ」となっており、これまでグループを支えてきた3期生や4期生からの卒業発表が相次いでいます。
10月21日には4期生・矢久保美緒、そして23日に4期生・松尾美佑が卒業を発表しました。（ふたりとも、2025年12月31日をもって卒業）
今回の記事では、このふたりの「卒業の理由」に言及します。
Contents
乃木坂46 松尾美佑
松尾美佑の卒業発表
2025年10月23日に自身のブログでの衝撃の発表は、「12月31日をもってグループを卒業し、芸能活動からも完全に引退する」という内容でした。
この"乃木坂46卒業・芸能界引退発表"から数日間、Xでは「#松尾美佑」「#卒業ラッシュ」がトレンド入りし、ファンの驚きと惜しむ声が相次いでいました。
卒業の理由
松尾美佑は「別の世界へ」と題したブログで、卒業の理由を丁寧に説明しています。
「キラキラとしながら卒業していく先輩方や同期の背中をたくさん見送る中で、いつか、めっちゃ楽しい！！これ以上ないよ！！！って時に卒業しようと心に決めていました」
さらに彼女は、卒業を決めた理由を以下のように書き記しました。
「こんな私のことも受け止めてくださるあまりにも心が広いファンの皆さんが優し過ぎて、今が一番、ここにしがみつきたいくらい私は幸せで楽しいと気付けました」
「それと同時に、私がここに居てできることはもう全てやり切ったなと心の底から言い切れるタイミングが来ました」
松尾美佑の発表で特に注目されたのが、グループ卒業だけでなく「芸能活動も引退する」という点です。
ブログのタイトル「別の世界へ」には、彼女の決意が込められています。
松尾美佑プロフィール
松尾美佑は、2004年1月3日生まれで出身地は千葉県。
愛称は「まつおさん」「おまつ」「みゆちゃん」などがあります。
2018年8月19日に「坂道合同新規メンバー募集オーディション」に合格しました。
当初は乃木坂46の4期生として配属が予定されていましたが、学業優先のため一度辞退。
その後、坂道研修生として活動し、研修生ツアーでは「NO WAR in the future」のセンターを務めました。
2020年2月16日のSHOWROOM配信で乃木坂46への配属が発表され、黒見明香、佐藤璃果、林瑠奈、弓木奈於と共に「新4期生」としてグループに加入。
2023年には、32ndシングル「人は夢を二度見る」で初の選抜メンバーに選ばれました。
乃木坂46 矢久保美緒
矢久保美緒の卒業発表
矢久保美緒の卒業は、2025年10月21日、自身のブログおよび乃木坂46公式サイトで発表されました。
卒業日は2025年12月31日、2025年11月26日リリース予定の40thシングル「ビリヤニ」が最後の参加作品となります。
卒業の理由
矢久保美緒は、乃木坂46の楽曲『きっかけ』を歌った際に卒業を決意したとブログで明かしています。
歌詞にある「衝動で、思ったままに生きていい」という言葉に、自分の気持ちが重なったとのこと。
卒業後も「発信活動を続けていく予定」と語っており、新たに挑戦したいことや叶えたいことも見つけたと結んでいます。
矢久保美緒プロフィール
矢久保美緒は2002年8月14日生まれ、出身地は東京都です。
ファンへの丁寧な対応から「感謝ちゃん」「謝罪ちゃん」という愛称がつけられるほど、神対応と評判です。
2018年8月19日に坂道合同オーディションに合格し、同年12月3日には「乃木坂46 4期生お見立て会」でお披露目されました。
高校卒業後は明治学院大学に進学し、学業とアイドル活動を両立。（2025年3月18日に大学を卒業）
まとめ
2025年に入ってから、乃木坂46はすでに3人（与田祐希、佐藤楓、中村麗乃）が卒業、年内に3人（久保史緒里、松尾美佑、矢久保美緒）が卒業することを発表。
2025年の大規模な卒業ラッシュを経て、乃木坂46は5期生・6期生を中心とした新体制へと移行していきます。
年末まで、残すところあと2か月を切りました。
卒業生たちの新たな世界でのご活躍を、心よりお祈りしています。
